矢沢由美さん・24歳・北海道小樽市
5年つきあってきた彼からプロポーズされました。好きで好きでたまらない人です。でも、すぐには頷けなかった私。それは母の介護と弟への仕送りをしなくてはならないためです。脳溢血で倒れ、身体や言葉が不自由になった母の面倒を見るのは、一人娘の私しかいません。
父は私が高校生の頃に亡くなりました。そして3つ下の弟は小さい頃から優秀で、今は地方の医大へ通っているのでした。医大は学費がかかる上に課題が多くバイトもできません。そこで、私は昼の事務の仕事の他、夜はスナックで働いて仕送りしているのです。そのことは彼には内緒でした。
母と弟を支えなければならない身では、彼の奥さんとして十分なことができません。断るしかないのだろうかと思うと、悲しくて涙が止まらなくなってしまいます。気がつくと電話占い・凛音にお電話していました。「彼と貴女は深いご縁があります。結婚すれば生涯幸せな家庭が築けます」「でも…私には」と言いかけただけで、志鳥霊能者はすべてをお見通しでした。
「彼はお母さんのことも弟さんのことも受け入れてくれます。それと、貴女の家の仏壇の引き出しを探してご覧なさい。亡くなったお父さんが遺した貯金があります。それは貴女方ご一家を助けてくれるはずです」電話を切った後、仏壇を見たら、驚くほどの額が記された通帳が入っていました。
志鳥霊能者の透視能力を本心から信じるようになった私は、彼にすべてを打ち明けた上で「こんな私でもいいですか?」と聞きました。彼は「もちろんだよ。二人で力を合わせてお母さんと弟さんを支えていこう」と言ってくれたのです。あれから一年、彼は母にも弟にもとてもやさしくしてくれて、毎日が幸せです。