宮沢しのぶさん・32歳・長野県松本市
私の主人は、3年前に前妻さんを事故で亡くしました。まだ1歳にもならない娘を遺して逝ったのは、どれだけ無念だったことでしょう。だから私はその娘を自分の子供のようにかわいがり、3年間男手ひとつで頑張ってきた主人を大切にねぎらおうと決めて結婚したのです。
幸い娘もすぐなついてくれ、主人とも円満で、幸せを噛みしめていました。ところが結婚して半年経った頃から奇怪なことが起こり始めたのです。私が娘を抱っこしたり、夜、主人と抱き合っていると、腕に激痛が走ります。
また、主人や娘を呼ぼうと思っても、口が強張って声が出ないことがあるのです。そしてある夜、寝苦しさに目を覚ますと、胸の上に誰かが乗って私の腕をつかんでいるのが見えたのです!しかし、助けを呼ぼうにも声が出ず、しばらくするとその人影は忽然と消えました。
これは只事ではないと、口コミサイトで知った電話占い凛音に電話し、心霊問題に強いという睡茨霊能者に相談しました。「前妻さんが貴女に嫉妬して霊障を起こしています。かなり凄まじい怨念を感じます」私は急に怖くなり、睡茨霊能者に除霊をお願いしました。睡茨霊能者が長い経文を唱える間、私の腕にはまた激痛が走りました。
しかし、やがてその痛みが和らいでいき、完全になくなったのです。睡茨霊能者が経文を唱えるのを止めたのと同時でした。「前妻さんの霊は決して悪霊ではありません。ご主人や娘さんへの愛情のせいなのです。よく供養してあげてください」という睡茨霊能者の言葉通り、毎日仏壇に手を合わせ、月命日には家族でお墓参りを欠かさないようにしています。