守護霊交信で叶えた願い 第２回

これまで人から「モテそうだよね」と言われたこともある私ですが、30年以上生きてきてまだ1人の男性としか交際経験がありませんでした。それももう9年前のこと。そう、つまりもう10年近く、それもいわゆる結婚適齢期にあたる時期にまったく恋人ができなかったのです。それでも20代の頃はまだそこまで強い焦りはありませんでしたが、三十路に入ると、特に私が住んでいる地方都市では同年代の女性の大半が結婚していることもあり、何だか惨めな気持ちになっていきました。とはいっても、出逢いすら訪れないのですから恋が始まるはずがありません。

もちろん私だって自力でどうにかしたいと思ってはいましたが、ここまで恋愛と縁がない状態だと、もはや自分の力だけではどうにもならないということが分かってしまったのです。そんな認識に至った時期に、電話占い凛音の存在を知りました。電話占い会社は他にもたくさんあるようなのですが、『anan』『ゆほびか』といった雑誌で、自分と同じ悩みを抱えていた女性が願いを叶えたという記事を読み、凛音に所属する霊能者の先生に相談することに決めたのです。

結論から言うと、凛音の先生を選んで大正解だったと断言できます。最初にびっくりしたのは、その霊視的中率の高さでした。電話がつながると瞬時に、まだこちらが何も伝えないうちから、電話をかけていた場所や手にしていたバッグのブランド名、自宅のリビングのカーテンの色まで次々当てられ、驚きのあまり思わず電話を落としそうになったほどです。しかし霊能者の先生の真の凄さは、さらにその先にありました。

というのも、私でさえ既に記憶が曖昧になりつつある9年前に別れた恋人の特徴や2人の思い出、さらには、それ以降私に1人も恋人ができなかったことまでも極めて正確に霊視で見抜かれたのですから。霊能者というのは、誰もがこの先生と同じくらいの霊能力を持っているのか、それとも私を鑑定してくれた凛音の先生が特別だったのか……いずれにせよ、鑑定が始まってほんの数分の間に、私はこの先生に対して畏怖に近い感情を抱くようになったのです。そしてひと通り、私の過去から現在までを見通された上で、今度は何と呪文のような言葉をつぶやきながら私の守護霊と直に交信を始められました。

そして、ほどなくして守護霊交信を終えられるとこう言われたのです「今となっては、さすがに貴女の記憶も曖昧になりつつあるようですが、9年前、貴女にとって初めての交際相手であった彼の存在はご自身で思っているよりも大きいものだったのです。事実、お2人を結ぶ縁も太く強いものでした。ですからその後、彼以上に貴女にふさわしい男性がなかなか現われなかったというのが実情であり、運命だったのです。しかし、ようやくその低迷期、いや正確には過渡期が終わりを迎えつつあるのが、守護霊との交信を通して分かりました」。

霊能者の先生のその鑑定結果に対して、「それは……私に新しい出逢いが訪れるという意味ですか…？」と訊ねると、先生は変わらず穏やかながらもはっきりとした口調で「はい、出逢いの時期も明確です。率直に言いましょう。これから1ヶ月以内に貴女が出逢う男性は、4才年上で同じ水戸市内に勤める営業マン。身長は175cm弱で、黒髪短髪。顔は俳優の西島秀俊さんに似ている方です」と詳細に“予知”されました。

もし先生が口にされた通りだとしたら、確かにその方は私の好みのタイプですが、本当にそんなところまで見えるかしら……鑑定を終えた後、まだ幾分か残っていた私の猜疑心は、しかしそれから1カ月後に今の恋人と出逢うことによって完全に解消されることになったのです。それくらい、彼は何もかも凛音の先生が予知された通りの男性でした。しかも出逢った直後に意気投合し、たちまち恋に落ちたのですから、先生の的中率には改めて感服いたしました。

今となって過去9年間の孤独も懐かしい思い出に感じられるくらい、彼と出逢えたことの幸せを噛みしめています。電話占い凛音を知ったことで私の人生は180度好転しました。霊能者の先生には心より感謝しています！